ラビ |
律法学者のことで、タルムード(律法の注釈)の解釈などを行って、ユダヤ人の生活に助言する。俗人であるので、妻帯もできるし、聖職者というわけではないが、相応の尊敬は払われる存在。 参考:ハリイ・ケメルマン「金曜日ラビは寝坊した」(ハヤカワミステリ文庫) |
リドルストーリー |
ミステリーで最も重視される物語の結末部分を敢えて記述せず、 この形式をとった小説として、フランク・R・ストックトンの |
リノリウム |
抗菌性、耐磨耗性、防災性、帯電防止性に優れた床材。 舞台となる建物の床材として、なぜかミステリには多く登場する。 |
流水大説 |
清涼院流水氏の作品を指す呼称。 なお、「これはもはやミステリではない」との主張が擁護派・否定派の双方から頻出している |
理系ミステリ |
講談社お得意の無理矢理なキャッチフレーズ。 JISにのっとった表記を用いる作者に冠されることが多い。 一部では「キモイ」と言われるものの「そうでもないなり」とする向きもある。 海外作家しか読まない人にとっては激しくどうでもいい事柄。 |
ルミノール反応 |
ルミノール溶液が鉄イオン等に反応して青白く光こと。 最近の結婚式ではこれを応用したものが、 |
レッドヘリング |
読者の推理を真相とは違った方へ向ける為に使われる ニセの手がかりの事。 元の意味は燻製ニシン。 |
レトリック |
1) ミステリーの感想などで使われる場合、 2) しかし、レトリックとトリックの区別がなされてない場合がたまにあり、 レトリックを弄ぶのは近代リアリズム小説においてはダサいこととされるが、 ちなみに、俺の友達で、自称「レトリシャン」がいた。 |
レナード・タッチ |
エルモア・レナードのタッチ(筆致)。驚くようなドンデン返しがあるわけでもなく、派手なアクション・シーンがあるわけでもなく、
「弾丸をくらった晩、ヴィンセントは、やられるな、と直感した。ところはサウス・ビーチ。相手はメリディアン これだけでもシャープで簡潔、それでいながらうまく状況を説明しているのがわかるだろう。大体弾丸をくらっているの |
ローカルルール |
ある限定された世界でのみ通用するルール。 作中の人物はローカルルールについて文句は言えるが、 ローカルルールに違反すると作者によって存在を抹消される可能性がある。 |
ロジック |
論理.論理学。 ミステリーにおいても、謎、トリックを解き明かすのに使われるものであるが、 トリックそのものよりもロジック展開を主にする場合もある。 <例> 安楽椅子探偵 |